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床屋で聞いた須賀神社にある弁財天から引いた潅漑用水のことが少し気になっていたのだが、
昨日は天気も良かったので、午後、約束した営業の方が時間を大分回っても来ないのを良いことに、帰宅する高校生とすれ違いながらぶらぶらと出掛けた。

というのは、杉並高校は善福寺川の辺なので、その向いの須賀神社や弁財天も青梅街道より大分低地の筈なのだ。
いろいろ考えながら道を歩いていると青梅街道より5〜6メートルは下ってきたので、潅漑用水のことは現実的じゃない話しかな?と思い始めた。まぁ、折角来たのだからと境内を物色していると、神社の奥は丘になっていて今はマンションが建っている。もしもここらに湧水があれば成り立つ話しだとも思え、ちょっと"どきどき"した。
 

一番低い位置にある弁財天も見ておこうと近づくと、鳥居の横の看板に、以前は須賀神社の奥隣りの丘に湧水池の「弁天池」があり元は弁財天もそこにあったと言うことや、その池が「新堀用水の中継池」だったとも書かれていた(答えが出ていた)。

なるほど、ここからならば青梅街道の丘道の縁辺りを上手く掘り進めば、緩い勾配で街道横の杉並区役所辺に水を引ける。そこまで水を持って来れば、そこから東北方向には地形は下っているのだから田んぼに水を引けるだろう。

写真は須賀神社拝殿。この奥に本殿、さらにその向こうに丘がつながり、神社より高い位置に白いマンションが建っている(写真、拝殿の上に白く見える部分がマンションの屋根)。

asagaya140226







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