同級生
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大学の建築工学科の同級生が亡くなった。
後藤康明氏は社会人になってわりとすぐに北大の工学部に呼び戻されて研究を続け、教授となってから久しい。
彼の突然の訃報を聞いてすぐに頭の中に、その声音、大人になってからの顔、学生の頃の顔、特徴のある表情が浮かんで来た。
仕方なくだろうが卒業後は彼が45人のクラスのまとめ役で、こちらとしては知らず知らずのうちにお世話になっていた。昨年、一度入院したのは知っていたが、元気になったものとばかり思い込んでいた。
2000年に指名設計競技のTPO ReCoMmendationに参加した折、東京での小さな展示会のための大きなオレンジ色のポスターを学内に「貼っておいた」と電話の向こうで言ってくれた声を思い出す。あの時は嬉しかった。
その後は、東京に出張などで来たときや札幌に帰省した折りに1〜2度飲んだくらいだった。
2月に札幌に行った際に、時間が少しあったので学校に顔を出そうかとふと思ったのだが、何となく行かなかったことが、少し悔やまれる。
今日の事務所 〜荒木毅建築事務所の 日々の覚書 〜
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