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昨夕、準備したスライドの入ったUSBメモリーとコメントを書いたA4の紙数枚を鞄に入れ、事務所から中野に向った。
以前、下打合わせに来た際の印象は、各部屋で学生達が模型作りなどに勤しんでいる、まるで設計事務所のような雰囲気の学校。

18時半から、日比生寛史氏にもご参加頂いて、自分の経歴・経験・建築観・仕事や趣味(普段の生活の話し)などを始めた。
スライドでは、アントニン・レーモンドや西欧の建築の内部空間について思うこと、日本人は何を作って行くかについて自分では解決ができていないこと、音楽と建築の共通性、CH13を例に建築が施主・設計者・現場監督の三者の刺激的なコミュニケーションを通して形作られて行く様などを話した。大勢の学生や卒業生が静かにだが熱心に聴いてくれた。うちのOBのMさんも遠くから来ていた。

その後、その場で聴きに来てくれた方々との懇親会。場所を他の部屋に移して日付が変わるまで飲みながら話した。何人かの生徒が模型や図面を持ってきて意見を求めたので、感じたことをコメントしたりなどした。
この学校の生徒は様々な経歴の方も多く、これからの人生を真面目に考えられている方の比率が大きいと感じた。設計に携わって行きたいと真剣に考えているのが伝わって来る。

準備の際や講演で話しながら久し振りにこれまでのことを思い返し、忘れかけていた新鮮な気持ちも少し蘇った。こちらも何故か励まされたような気持ちになる、生徒達との時間だった。
このような機会を与えて下さったデザインファームの方々に感謝します。

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DF11/11/20/18:35
























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