文化の日
- カテゴリ:
- 建築
午前11時より設計監理して作ってきた「渋民の家」の内覧会をさせて頂いた。 盛岡市の郊外なので見学者は殆ど来ないだろうからと言うことで、持参した三脚にEOS(EFS10-22mm)を設置して、同じく一眼レフを持って来られた工務店のS氏と一緒に住宅内外の写真を撮り始めた。
すぐに申込み頂いていた方が見に来られ、その後も夕方までに数組来て下さったのは嬉しい誤算。日差しが動くのにつれて変わる内部の雰囲気を感じながら、興に任せて写真を撮った。とても楽しかった。
渋民は、私が育った頃の札幌や北海道の町に似ている風景がある。少し西洋的な農地の広がり、マンサールの屋根、住宅のまばらな配置・・・。宮沢賢治の中の登場人物が、そこらを歩いていそうな気さえする。17時過ぎ、建て主のMさんご家族が来られ、ご一緒して近くのイタリアレストランにて夕食を頂いた。しばらくは、こちらに来る機会が無いかも知れないので、ちと寂しい。
S氏に盛岡駅まで送ってもらうため車に乗り込むと、街灯の無い空は黒く、星や月がまだ早い時間なのに出始めていた。一泊しようかとも思っていたのだが、19:41の"こまち"に乗り、帰京した。
その足で中野の"樽や"に22時半過ぎに着くと、合唱団の飲み会が丁度解散するところだった。こちらでは、昼間の"中野文化祭"に出演して2曲ほど歌った後(夕方から)の打上げがこんな時間まで続いていたのだ。東中野に戻り、一人"驢馬駱駝"のカウンターで、エーデルピルスを一杯だけやってから帰宅した。



今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~
コメント