仕事と趣味
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趣味をやっていることが仕事の時間を削り、それにより趣味など持たずに好きな建築の設計に専念している方々よりも、建築に掛けている情熱が少ないのかも知れないと思ってきた。だから、毎日終電まで設計をしている友人などにはどこかでちょっと後ろめたさを感じてもいた。
だがこのところはそうでも無い。
設計・監理の中で、机上で空間のデザインを進め、現場にて現場監督、職人や建て主との意思疎通を計りつつ工事を進めて建築を作って行くのと、作曲や指揮に触れ、仲間と息を合せつつ演奏を目指して歌う行為が、ある次元でとても似通っており、またおそらくは自分の内でも相互に影響を与えている気がするのだ。
何かを造形(構成)する行為と、それを実体化するための様々な「楽しい」振舞いには、分野の境界を越えて共通する本質的な部分があり、他に好影響を与えるのだと思う。
今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~
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