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土曜日/曇り時々晴れ。

週末には珍しく早起きして、久しぶりに国立方面に向かう。本日は朝から取材のための撮影。中央線の車中より見る空も晴れ渡り取材日和かと思われたが、CH13に到着した9時頃から俄かに曇り始め空の多くの部分を雲が占めだした。一時間近くが経ち割りと厚い雲に塞がれたところで写真家は明日への延期を提案した。
CH13は光を重視している建築だから直射光が入る場面で撮りたいとの事。とてもありがたい話だ。
二人で駅に向かおうと用水沿いの曲がりくねった道を歩き始めて間もなく急に日差しが戻った。空を見上げると青空。不思議な天気だ。上空に寒気が入っているせいらしい。すぐに戻り撮影を始めた。

建て主のN氏と私が助手になってものを退かしながら進める。ご家族の住まわれ方はモノが少なく私には理想的とも感じられるのだが、写真家は純粋な建築の空間と構造を記録しようと強く意識している様子。なるほどと思いN氏と二人優秀なアシスタントを心がける(Nさんありがとうございました)。
天候は少し撮るとまた曇り、時々来る日差しを待ちながらの撮影となったが、6時間ほどで昼光を終えた。
建て主の車でロージナ茶房に行き遅い昼食を摂ってから、現場に戻り灯を点け、夕方6時過ぎに夕景を撮り終了となった。

8時過ぎ、2時間ほど遅刻して合唱団の練習とその後の飲み会に参加した。

ch131004241806










18:06 撮影の合間に一服するN氏と写真家
 

日曜日/雲ひとつない晴天。

朝から引っ越し。隣の部屋が空いたので急きょ決めたのだ。下階の方から音のクレームをもらい、試みたものの上手くコミュニケーションが取れなかったので、それならばと本日の引っ越しとした。

階段室型の集合住宅の隣の部屋の平面はこれまでのと全く同じ間取りなのだが反転している。最初、足を踏み入れたときには、何となく変な感じがした。大脳皮質は理解しているのだが手足がまだ変化を心得ていないとでも言おうか、頭が分かって居るほど身体が把握していない。
面白いのは、レイアウトがきちんと反転しても機器のスイッチの位置はそのままなので、CADで反転させた図柄とは異なり、例えば部屋の壁側にあった電子ピアノのスイッチが中央側に来ていて奇妙な感覚になる。また、例えばこれまで通りに蛇口のハンドル操作をしようとすると違和感がある。部屋の反転に伴い身体も反転させて、左右の手の役割をこれまでと反対に切り替えれば割りとスムーズに行くのだろうけど、私は右利きなので簡単には行かない。

小平のジジババが差し入れて下さったちらし寿司を午後遅くに一段落したところで食べ、夕食は9時頃に近くのうどん屋で食べた。それにしても看護婦はタフである。朝から一番動き回っていたにも関わらず、子供達が音を上げ、私ももうこの辺りでおしまいにしようかと思ったよりも一段階上まで当日の片付けを終わらせてしまった。

hikkosi1004251457















14:57








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