05/04/26
- カテゴリ:
- 日記
12時前に事務所を出る用があったので、急ぎ書類をまとめたりなどバタバタとやっていたが、建て主からの電話で出損ねる。
電話の話しが、工事中の住宅の仕様変更など軽くはない内容だったので、出かける気が萎んでしまった。気持ちを整理せず方策を考えないまま出かけても、多分、全てが上の空になってしまう性格なのだ。
今回の工事は建て主の知り合いの大工にお願いしているのだが、設計事務所を通さないで大工が建て主に考えを述べてしまうなど、指示系統が乱れ始めている。コミュニケーションの小さな乱れが相互不信を呼び、折角の現場が楽しくなくなり、結局皆が満足せずに完成を迎えてしまう事にもなりかねない(意外とデリケートなものなのだ)。今の内に、お互いの確認を取っておいた方が良いのかも知れない。
思い立って、急だが現場に行き、大工にその事を話し、建て主とも会ってその事を話した。
コメント
コメント一覧 (3)
これはちょっと意外だったのですが、こういうことはアラキさん設計の場合、多いのですか?
というのは、施主さんがアラキさんを選ぶのは「知り合いだから」という理由ではなさそうだなとなんとなく思っていたので、とすれば、大工さんや工務店への「アイミツ」とりやその選択にも、アラキさんの意向がかなり反映するのかなあと思っていたからです。
まあ、でも、施主さんから「知り合いだから」と言われるとお断りするのもなんですよね。
実は、やなぎの実家も増築をした際、「知り合いだから」というだけの理由で大工さんを選んだようです。両親は、いまだに「アレは失敗」と言っています。施主として言いたいことがいえなかったのでしょうね。確かに、わたくしめが考えてもわが家は不思議な形をしています。(もちろんスタイリッシュな意味で不思議なのではなく、合理性もセンスもないという意味でのフシギです。)
でも、増築したときはまだコドモだったため、お庭にいっぱい転がっている木片で遊ぶのに忙しかったのですが…。
私どものホームページの、「業務案内」のなかの、「設計の進め方(住宅)」のページにも少し書かれています。
今回は施主のご要望でそうしましたが、珍しいケースです。
思ったのですが、施主と大工さんという2者ではなく、+設計者という3者のほうが、いいわけですね。
つまり、んー、設計者の監理というのは文字通り設計監理という意味にくわえて、意思の疎通の交通整理というような意味で、です。
何を今さら、と感じですが。