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快晴。

朝、2月に完成したCH7に向かう。リビングデザイン誌の取材で行ったのだが、実際に住まわれている様を見たのは引き渡し以来初めてなので、楽しかった。ときどきお邪魔してご主人と中庭で一杯やりたい気がするが、ちょくちょく寄るには少し遠い。

午後、事務所にて面談。いくつかの打ち合わせ。

夜、合唱の練習の後の皆との飲み会を一人早めに切り上げて「白ボビー」に向けて歩き出す。店に近づくにつれ、このまま前に進むか引き返すかで何度かためらったが、約束を頼りにどうにか辿り着いた。
噂通り白く塗られた外壁。ドアを開けたが、店内に知り合いの姿は無い。床・壁・天井・前後反対に取り付けられた木製カウンター・ボトルの並ぶ棚板とボトル落下防止のステンレス製丸棒・ワイヤーで吊られたミニクリプトンの照明・そしてカウンターに並ぶ椅子。全てが以前のものを利用して少し綺麗に磨かれていた。突き当たりの変なガラスの衝立が取り払われ、テーブルが黒く塗り替えられ、全体にこざっぱりとしていた。ボトルの数が減り、スコッチの種類が激減していた。バーテンダーが一人でやっている。何となく成功するだろうと感じた。

だが、やはり行かない方が良かったのだろう。以前と同じ内装でありながら細部が異なる空間で、しかしながら全く違う内容(ボビージーンでは無い)のだから。ここに来てしまったら、大切にしておきたい記憶が歪んでしまう(だが、もう来てしまった)。
しばらくしてエリさんが来たので少しほっとする。彼女が招集を掛けていたらしくその後、常連の方々が次々と顔を出す。バーテンダーは、「常連だった方々は皆さんスコッチをストレートで飲む様だ」と言っていた。確かにそうだ。
ツカダ君たちが別の店に移動した後、イデ君とエリさんと3人でカウンターに移り、朝まで話した。

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12:15 取材をするKさん