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2014年02月

弁財天

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床屋で聞いた須賀神社にある弁財天から引いた潅漑用水のことが少し気になっていたのだが、
昨日は天気も良かったので、午後、約束した営業の方が時間を大分回っても来ないのを良いことに、帰宅する高校生とすれ違いながらぶらぶらと出掛けた。

というのは、杉並高校は善福寺川の辺なので、その向いの須賀神社や弁財天も青梅街道より大分低地の筈なのだ。
いろいろ考えながら道を歩いていると青梅街道より5〜6メートルは下ってきたので、潅漑用水のことは現実的じゃない話しかな?と思い始めた。まぁ、折角来たのだからと境内を物色していると、神社の奥は丘になっていて今はマンションが建っている。もしもここらに湧水があれば成り立つ話しだとも思え、ちょっと"どきどき"した。
 

一番低い位置にある弁財天も見ておこうと近づくと、鳥居の横の看板に、以前は須賀神社の奥隣りの丘に湧水池の「弁天池」があり元は弁財天もそこにあったと言うことや、その池が「新堀用水の中継池」だったとも書かれていた(答えが出ていた)。

なるほど、ここからならば青梅街道の丘道の縁辺りを上手く掘り進めば、緩い勾配で街道横の杉並区役所辺に水を引ける。そこまで水を持って来れば、そこから東北方向には地形は下っているのだから田んぼに水を引けるだろう。

写真は須賀神社拝殿。この奥に本殿、さらにその向こうに丘がつながり、神社より高い位置に白いマンションが建っている(写真、拝殿の上に白く見える部分がマンションの屋根)。

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今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~

日曜日に床屋で聞いた話

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私は事務所の近くのKという床屋に行っているのだが、私の行った時間は客が居なかったので、髪を切ってもらいながらこの近所の話しなどした。

奥さんの祖父の代に横須賀の追浜で海軍の床屋を始めて、二代目は阿佐ケ谷の駅近くで開業し、三代目の現在は区役所近くに店を開いている。


(0)お爺さんが海軍の床屋になったのは外国に行けるからだったそうだ。
 

(1)中杉通りの北側が出来たのは数十年前で、その際、お寺の敷地を道路が貫くことになり、現在の世尊院の不思議な墓地ができた(また、あそこに歩道橋が設置されたのも両方の敷地をつなげるためだったのかも知れない)のだそうだ。それまでは、バスは隣りの細い商店街を通っていた。
 

(2)駅南の川端通りは、もともと半分が川でそれに沿った道が半分の通りだった。
 

(3)今は青梅街道で止まっている中杉通りは、南側に伸びて税務署(と阿佐ケ谷住宅?)の横を通り五日市街道まで伸びる計画があるので、青梅街道のパチンコ屋はビルにできないのだそうだ。
 

(4)杉並高校の向いにある弁財天のところから水を引いて、現在の区役所の下、床屋の南側の私道、今は緑道になっている暗渠のところを通って、田んぼに水を入れていたのだそうだ。あの緑道の川筋がパールセンター(アーケード)から急に現れるのが不思議で、パールセンターが川筋だったのでは?と考えたこともあったのだが、疑問が解けた。
 

(5)昔はパールセンターの途中辺りから東側は馬橋と言う地名だったので(最近は阿佐ケ谷◎丁目となったが)、昔の阿佐ケ谷村はこの辺りだったのだろう。



*写真は川端通り。写真左のコンクリートの建物の場所に、三十年前に東京に住んだ頃には「アルスノーヴァ」という小さな芝居小屋があった。


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朝の思考

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晴れ。

昨日は午後から重要な打合せだったが、上手くコミュニケーションが取れたと思う。ほっと一息。
 

今朝、少しだけ気温も緩んで来たので、一駅前の高円寺で降りて歩いてみた。

アーケードや路地を抜け、桃園川跡の緑道を少し辿って、こんもりとした馬橋稲荷社らしき杜の辺りで左に折れると、見たことのある景色!

昨年完成した小さな集合住宅があった。

自分の設計した建築と思わず会えたことも嬉しかったのだが、そこで、ちょっと閃くものがあった。馬橋稲荷の長い直線の参道がなぜこの「向き」に作られたのか、以前、何度か考えたが分からなかった。
東西南北の方位でもなく、周囲の主要な道ともずれた角度。

参道とは反対側、稲荷本殿の背中に桃園川が流れていた(現在は暗渠となっている)。つまり、参道は今は無い川に直行した方向で作られたのではないかっ!?

ちと、るんるんして、事務所に辿り着き、GoogleMapで見てみると、完全に直交はしていなかった。・・・。


しかし、よく見ると、川に掛る隣りの橋と同じ方向ではある(いまは川も橋も無いが)。

川にはいくつもの橋が一定の間隔にて川とほぼ直交する方向で架けられてたのだろうと思われるが、橋とつながる細い道はこの辺りではその方向に直線でしばらく伸びているのだ。稲荷の参道もその道と平行している。

つまり、大まかに言えば、曲がりくねる川の軸線がまずあり、この場所で、軸線にほぼ直交する方向に、近くの主要な道から参道が長く真直ぐに作られ、社が川を背にして設けられたのではないだろうか。

まぁ、本当のところは分からないのだが・・・。
境内には紅梅が咲き始めていた。 


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今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~

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本日は、雪とはならなかった。


午後、少し前からメールにてお問い合わせを頂いていた方のところに行ってきた。
 

初めてお目に掛かったにもかかわらず楽しい打合せとなった。ノートパソコンも持って行ったが開くことはなかった。

建て替えの内容についてお話しを伺い、今後のスケジュール、設計の進め方、工事金額などについての概略をお話しさせて頂いた。
 

これからご家族で相談されるとのこと。

設計者として指名して下さると良いなぁ。




 


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日曜日

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今日は都知事選挙。かみさんが研修で出掛けたので、息子たちの通った小学校に長男と向かった。私は投票する方を決めていたのですぐに出てきたが、振り返ると息子は沢山の候補者名を凝視していた。

久し振りの一人の日曜日なので、まずは新宿に出て欲しかったBluetooth用のマウスを購入してから、スタジオを予約して池袋に向かった。
時間まで間があったので楽譜屋に入ってうろついていたが、また一冊衝動買いしてしまった。

スタジオでは、混声5tetで練習しているTRYTONEの楽譜をさらってみたが、ようやく(一人では)なんとか歌えるようになって来て、全体像も見えてきたようだ(まだ音はあやしいのだが)。

高田馬場でコーヒーを飲みながら今日買った楽譜を開いていると、かみさんから研修終わったとのメールが来たので、これから東中野で待合わせて、お茶にすることにした。


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