2013年03月
阿佐ケ谷住宅
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晴れ。
昨日・今日と、阿佐ケ谷住宅に行って来た。
昨日は、満開の善福寺川緑地のソメイヨシノを見るついでに通り抜けただけだったが、今日は阿佐ケ谷住宅のみを見に出掛けた。
住棟間の路地に立ち入り禁止のロープが張られ植栽が小さなものから伐採されつつあるのを見て、建築の解体が間近だと感じもう一度行っておきたくなったのだ。
緑が多く建蔽率が小さく何十年も住まわれた味わい深い魅力的な住環境を壊すことは無いと思ってきた。
新しい団地の設計者には申し訳ないが、あのまま残して使ってほしかった。反対運動などもあり工事が何年も着手されてこなかったので、計画は立ち消えになるのだろうと楽観的にとらえていた。
この週末が、解体前の見学には最後のチャンスなのかも知れない。
阿佐ケ谷住宅の中央広場や外周路の並木の一部、近隣の住宅地のそこかしこや善福寺緑地にはソメイヨシノが沢山あり、この時期、花やいでいる。
今日の事務所 〜荒木毅建築事務所の 日々の覚書 〜
同級生
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大学の建築工学科の同級生が亡くなった。
後藤康明氏は社会人になってわりとすぐに北大の工学部に呼び戻されて研究を続け、教授となってから久しい。
彼の突然の訃報を聞いてすぐに頭の中に、その声音、大人になってからの顔、学生の頃の顔、特徴のある表情が浮かんで来た。
仕方なくだろうが卒業後は彼が45人のクラスのまとめ役で、こちらとしては知らず知らずのうちにお世話になっていた。昨年、一度入院したのは知っていたが、元気になったものとばかり思い込んでいた。
2000年に指名設計競技のTPO ReCoMmendationに参加した折、東京での小さな展示会のための大きなオレンジ色のポスターを学内に「貼っておいた」と電話の向こうで言ってくれた声を思い出す。あの時は嬉しかった。
その後は、東京に出張などで来たときや札幌に帰省した折りに1〜2度飲んだくらいだった。
2月に札幌に行った際に、時間が少しあったので学校に顔を出そうかとふと思ったのだが、何となく行かなかったことが、少し悔やまれる。
今日の事務所 〜荒木毅建築事務所の 日々の覚書 〜