2011年05月
作曲の時間
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ツブガツ(粒谷区合唱団)は、Twitterを介した少人数の集まりである。指揮者の相澤直人氏は作曲家なのだが、先日の練習は一風変わったものとなった。
氏がパソコン上でメロディーの一部を作り、音符にてそのリズムや大体の抑揚のみを黒板に書いた。黒板上の音符を見ながら、「春」をテーマに団員が詞を付けて行くこととなった。私は共同作業が苦手なので作詞にはあまり参加しなかったが、言葉がそれなりに付いたところで、曲と詞に若干の修正が施されとりあえず曲の一部がまとめられた。この時点で、パソコン上では既に4パートの楽譜が作成されていたので、それぞれが携帯やスマートフォンで楽譜を撮影し、手元で画像を拡大して今作られた部分を歌ってみた。
氏が、パソコンとピアノを駆使して曲を作っている間、時々後ろから画面を覗いていたのだが、何となく建築の基本設計のスケッチをする時の空気に似ている気がした。
住宅の設計の際にも、トレーシングペーパーの上に鉛筆で空間構成を平面図として書きなぐっていく。建て主の要望などの条件を取り入れつつ図面を調整し一定の縮尺の形としていく。画面の五線譜上での操作は、この設計の作業と同じような動きにも見えた。
左は櫻井よし乃氏撮影
今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~