南阿佐ヶ谷にて
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昨日は、構造見学会には来客なしかと思っていたが、午後遅く岡田彩子氏が寄ってくれた。いくつかの打ち合せを終えると6時過ぎ。中野駅前で立ち食い蕎麦を腹に入れ、少々遅刻して合唱の練習に参加した。
さて、本日。
建て主候補との楽しい打合せを終えて阿佐ヶ谷に戻る途中、携帯の留守電を聴いて瀬野和広氏に電話を入れる。南阿佐ヶ谷の家(小川広次氏設計による中原洋氏の自宅)に行くから一緒にどう?との事・・・。午後は「花に寄せて」を聴きに新宿混声合唱団の定期演奏会に行こうと考えていたのだが、急きょ計画を変更して、同行することにした。
途中パールセンターでグレンフィディックをお土産に買う。事務所から歩いて3~4分の場所(近い!)に"それ"はあった。
中原氏に各階を案内して頂きながら、目を見張る。ここでは、高いレベルの建築にありがちな、納まりが綺麗になった分迫力が失われると言ったことが起こっていない。材料の持つ迫力に頼っている訳でもない。各部の完成度が高く、表現に強度があり、且つそれらを統括しているのが内部空間そのものであった。
拝見した後、ワインとチーズを頂きながら、瀬野事務所のスタッフらと四人で素敵な時間を過ごさせて頂いた。中原氏と瀬野氏に感謝。
丁度、金城一紀の「対話篇」を読み終えたところだったので、村上春樹の新作を買おうと、皆と別れて阿佐ヶ谷の本屋を三軒回るも売り切れ。中野に出てあおい書店にも行ったがやはり品切れだったので、ここは世間が落ち着くまで待つことにして、伊坂幸太郎の「陽気なギャングの日常と襲撃」を購入した。レジで並んでいると、声が掛ったのでふと見ると、松本直子氏がお子さんと一緒にいた。
もう夕方になっていたし雨模様なので、電車に乗って帰宅。
今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~