2009年04月
晴れつづき
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昨晩は、久しぶりのサヲリの練習。現在練習している歌を一曲づつ、それぞれ何度か繰り返しながら唄って行った。全て終えた時点でまだ20分あったので、スタジオの外にいたマネージャーのYさんに入ってもらい、6曲を通して聴いてもらった。出来はまだまだだが、ともかくも通すことができ歌を楽しめた練習だった。
本日も晴れ。
午前、Kさんに来ていただき、リフォーム案の第1回打合せ。良い案になりつつあると思う。次回打ち合わせは連休明け。
午後遅く、岸成行氏の内覧会があるので成城に向かう。古くからの木々に囲まれた敷地に建つ大きな住宅は、周囲の恵まれた緑との応答をテーマにしていた。
今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~
バレエ
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本日は、散歩もできないので夕方までデスクワークなどしようか。
さて、昨日は、小林紀子バレエ・シアターによる「眠れる森の美女」(全幕!)を観た。
Kuさんが席を選んでくれたおかげで見やすく面白い位置で観賞できた。ステージ上とオーケストラピット内の両方の様子が視野に入ってくる正面やや左の前の方。
中ホールにてのひと時。隙の無い舞台演出と高い技術の踊りである事は、普段バレエに全く関心を持たずに過ごしているずぶの素人にも分かった。当然、最初は舞台上ばかり見ていたが、途中からステージでのソロやフォーメーション(と言うのかな?)の踊りに思わずスーッと引き込まれつつも、なるだけオーケストラの指揮者と踊り手の両方を見るように意識的にしてみた(ちょっと偏屈な見方かも知れない)。
ステージ上とオーケストラピットは別世界である。というか、この芸術では観客はステージ上を見ていれば良い訳で、物語り・踊り・空間のヴォリュームや位置・細部の造形・照明の変化・音楽など全ての演出はステージ上にて完結していおり充足している。少し(かなり)意識的に抵抗しない限り、目は自然とステージ上の華やかな別世界に引き寄せられそこを全世界と錯覚しそこでの約束事を受け入れる。
さて、ピット内での指揮者は、踊りがソロのゆったりとした場面では、踊り手を見ながら音楽を調和させようとしているように見え、また、大人数が一隊となって踊る際などには、音楽に専念している場面もあった(この場合は踊り手が音楽のテンポを頼りに、踊りの細部を揃えているのかも知れない)。
こういう演奏が、オーケストラの本来の姿であり、指揮者の必要性が最も増す場面なのだろうと言う気がした。彼らが黒い服装をしているのは、本来黒子であり見られるべき立場では無いからだろう。
バレエの公演では、指揮者は踊り手と演奏者と観客のどれにも属しているようであり、魅力的なやりがいのある活動だと感じた。もちろん、昨日の事を思い出そうとして目をつむれば、舞台上での踊りが綺麗なイメージとして浮かんでくる訳で、主役はダンサー達なのだが。
公演が終わりロビーに出たところで、大勢の人の中に、以前音羽のロイホで時折見かけた出版社の女性をちらと見た。あっと思った時には人の中に紛れて分からなくなってしまった。その後、オペラシティ内の店で、札幌北校の同期のKo君、Kaちゃんと三人で軽く食事をしてから別れた。
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