2010年05月
2010年05月31日
何となく歌うまではわりと楽に来たのだが、次のステップとして、もっと気持ちよくスッキリと"ちゃんと"歌うには、各パートの音やリズムをもう少し正確に取ってもらわなくてはならない。
当初その辺りは、各自の"自助能力"に任せて何度も通して歌うことを"繰り返す"だけでも改善されていくのではと楽観的に考えていたのだが、人数の多い合唱団の場合にはそうは行かないもののようだ。帰り道、常任指揮者がいくつかアドバイスを下さった。それぞれ違う団員がそれぞれに、きちっと歌うための一歩になる(地味な)練習の時間と、十分楽しんで歌える時間の両方を、練習に上手く組み込むのも指揮者の仕事らしい。
私にそれが出来る訳も無いのだが、それでも練習指揮をするからにはこちらももっと曲の細部を自分にできる範囲で読みこんで、練習の時間に生かして行かなければ申し訳ないと思った。
それと、前に出てある歌をいかに表現するかを考え皆に伝えようとする指揮という作業は、その後皆の中に戻って別の歌を唄う際に、指揮をどう見て、その言葉をどう受け取って、歌い手としてどう表現して行こうとするか、といった歌い手としての意識にも変化をもたらすようだ。練習指揮の経験は、歌を広い視野で見つつ唄うヒントを与えてくれている気がする。
2010年05月29日
■土曜日、曇り。これから明日にかけ雨の予報。
朝、ご家族でお出でになり品川方面基本設計の打合せ。階段位置の異なる4つの案をお見せしながら建て主ご夫婦と一緒に検討してみた。打合せ途中で閃きの出るご夫婦なので設計者がアイデアの優位性を保てない場面もしばしばあり、面白い時間となる。
どうも、鼻声だ。昨夜の不摂生のせいか。夜の合唱の練習までに治したいものだ。
■さて、金曜日はとても良い天気だった。
木曜日はくしゃみが止まらず早くに帰宅したので、朝、スタッフが用意してくれた資料を取りに事務所に立ち寄り、模型などを抱えて南阿佐ヶ谷から電車に乗った。最寄駅で葉巻のT氏&Nさんと待ち合わせる。
その後のCHAPのご家族へのプレゼンでは考えていること(案に込めた内容)を伝えられたと思う。
帰りの電車の中でふと、昨日連絡を頂いた蒲田方面の敷地を見ておこうと思いつき、一人向った。
蒲田界隈はあまり歩いたことが無かったのだがなかなか面白い町だった。アーケードなどは何となく関西方面を彷彿とさせる。
一旦事務所に戻ってから、夕方、竹中と二人で東陽町の竹中工務店に向かった。
札幌の聖ミカエル教会を中心に、アントニン・レーモンドのいくつかの作品が展示されている。この展示は、大学の一年先輩の松隈章氏らによる企画で、カニングハム邸の情報を氏に伝えたこともありいずれ見に行こうとは思っていたのだが、今夕、松隈洋氏と三浦敏伸氏の基調講演があると知ったので行ってみる事にしたのだ。
分かりやすくシンプルかつ大胆な展示内容は予想していた以上に良いものだった。会場で、久しぶりに章氏、三浦氏、北海道大学の角幸博先生にお目に掛かり挨拶をした。レーモンド事務所OBの懐かしい方々も何人かいらしていた。

05/28/18:18 レーモンド事務所の大写真の手前にノエミ婦人デザインの椅子とテーブルの実物