2009年10月
2009年10月26日
日曜日/小雨のち曇り。合唱団ふきのとう第17回定期演奏会。
朝、10時からの声出しがあるので、ばたばたと衣装など持って出掛ける。
リハ室で少しずつ声を出し、ステージに上がって入退場の確認、全ステージの歌の確認、ピアノ位置の決定など。歌い手としては、それぞれの歌のさわりを唄いながら、自分なりにステージの感触(立ち位置の具合・周囲の声がどんな感じで聞こえてくるかなど)をつかみつつ、本番でどう対応して行くかを考えて行く。荒城の月のリハで、「春高楼の・・・」の後が出なかった(詩を忘れたのだ)。そのくらい小さい自分を見せつけられるのも演奏会と言うもの。楽屋で昼食後、指揮者と珈琲。さっきのリハの話しなどしていると少し落着いて来た。
午後2時開演。1ステ;フォーレのレクイエムを慎重に唄う。2ステ;男声合唱の二曲の後、荒城の月。2ステに入ってリラックスしてきたのか開き直ったのか、表現を工夫しながら歌う余裕が少しづつ出てきた。ソロの部分では息の具合を把握しながら意を込めて歌った。コンパクトに伸びやかに男性的な荒城の月を歌えたと思う(自画自賛)。その後は少々気が楽になり、集中度に欠く場面もあったかも知れないがそれすら気付かず気持ちよく歌った。身振りも大分ついてしまったかも知れない。
ときどき客席を見る際、最初は死刑執行に集まってきた群衆の様に見えていた方々の顔も、少しずつ、楽しい歌を届ける対象に思えてくる。
3ステ;ブルガリアの歌。これは、皆で楽しみながら唄えた。このホールは残響が長くとても唄いやすいのだが、言葉がぼんやりしてしまうという短所もある事がリハで分かったので、個人的にブルガリアはむちゃくちゃ子音を立てながら歌ってみた。それと、ベースのC以下の音が響かない特性もあるようなので、低い音はいつもの練習より少し大きめにしてみた。皆で一丸となってなりふり構わず歌っていた感じ。4ステ;花に寄せて。この曲はソプラノが下るので、それに惑わされる事を防ぐため出来るだけベース(自分と同じパート)の声の中で歌おうと隣りのT氏に寄り添いつつ歌った。アンコール;ポラーノの広場を気持ちよく歌った(身振りもついていた事だろう)。客席に居る知合いの方々の顔を沢山確認。
終演後、客席に下りると、グラのIさん夫婦が居てびっくり。最前列のHさんとその少し後のサヲリのマネージャ、ピアニストの顔はステージ上から確認していたが、テナーのT君も来てくれていた。仕事関係のO氏が居たのにもびっくり。ロビーに出ると、合唱団ふきのとうのOBの方々がいらっしゃり、懐しく話した。原村で一緒に歌った方々や、合唱団くさぶえの方々からも感想を聞いたりなどした。スタッフの竹中とご主人も来てくれていた。ロビーは混雑していたのでお話しが出来なかった方とはお互い目で挨拶。かみさんとはロビーでちょっと話したが感想はまだ聞いていない。それとお目に掛かれなかったが他にも友人知人の方が見えられていた様だ。三鷹での打上げ、中野に戻っての樽やでの大騒ぎの後、帰宅。

本番前の楽屋 13:37
追伸;
舞台監督のO氏はどのくらいだろう、2ヶ月くらいは練習を毎回見に来られていた。普通、舞監は普段の練習なんか何度も見には来ないものなのだ。本番では助手を二人伴って演奏会を成功に導いて下さった。とても感謝している。
指揮者の内田功氏とピアニストの能村久雄氏への感謝も勿論なのだが、彼らは仲間と言う感じなのでどうも感謝と言う言葉が湧いてこない。
朝、10時からの声出しがあるので、ばたばたと衣装など持って出掛ける。
リハ室で少しずつ声を出し、ステージに上がって入退場の確認、全ステージの歌の確認、ピアノ位置の決定など。歌い手としては、それぞれの歌のさわりを唄いながら、自分なりにステージの感触(立ち位置の具合・周囲の声がどんな感じで聞こえてくるかなど)をつかみつつ、本番でどう対応して行くかを考えて行く。荒城の月のリハで、「春高楼の・・・」の後が出なかった(詩を忘れたのだ)。そのくらい小さい自分を見せつけられるのも演奏会と言うもの。楽屋で昼食後、指揮者と珈琲。さっきのリハの話しなどしていると少し落着いて来た。
午後2時開演。1ステ;フォーレのレクイエムを慎重に唄う。2ステ;男声合唱の二曲の後、荒城の月。2ステに入ってリラックスしてきたのか開き直ったのか、表現を工夫しながら歌う余裕が少しづつ出てきた。ソロの部分では息の具合を把握しながら意を込めて歌った。コンパクトに伸びやかに男性的な荒城の月を歌えたと思う(自画自賛)。その後は少々気が楽になり、集中度に欠く場面もあったかも知れないがそれすら気付かず気持ちよく歌った。身振りも大分ついてしまったかも知れない。
ときどき客席を見る際、最初は死刑執行に集まってきた群衆の様に見えていた方々の顔も、少しずつ、楽しい歌を届ける対象に思えてくる。
3ステ;ブルガリアの歌。これは、皆で楽しみながら唄えた。このホールは残響が長くとても唄いやすいのだが、言葉がぼんやりしてしまうという短所もある事がリハで分かったので、個人的にブルガリアはむちゃくちゃ子音を立てながら歌ってみた。それと、ベースのC以下の音が響かない特性もあるようなので、低い音はいつもの練習より少し大きめにしてみた。皆で一丸となってなりふり構わず歌っていた感じ。4ステ;花に寄せて。この曲はソプラノが下るので、それに惑わされる事を防ぐため出来るだけベース(自分と同じパート)の声の中で歌おうと隣りのT氏に寄り添いつつ歌った。アンコール;ポラーノの広場を気持ちよく歌った(身振りもついていた事だろう)。客席に居る知合いの方々の顔を沢山確認。
終演後、客席に下りると、グラのIさん夫婦が居てびっくり。最前列のHさんとその少し後のサヲリのマネージャ、ピアニストの顔はステージ上から確認していたが、テナーのT君も来てくれていた。仕事関係のO氏が居たのにもびっくり。ロビーに出ると、合唱団ふきのとうのOBの方々がいらっしゃり、懐しく話した。原村で一緒に歌った方々や、合唱団くさぶえの方々からも感想を聞いたりなどした。スタッフの竹中とご主人も来てくれていた。ロビーは混雑していたのでお話しが出来なかった方とはお互い目で挨拶。かみさんとはロビーでちょっと話したが感想はまだ聞いていない。それとお目に掛かれなかったが他にも友人知人の方が見えられていた様だ。三鷹での打上げ、中野に戻っての樽やでの大騒ぎの後、帰宅。

追伸;
舞台監督のO氏はどのくらいだろう、2ヶ月くらいは練習を毎回見に来られていた。普通、舞監は普段の練習なんか何度も見には来ないものなのだ。本番では助手を二人伴って演奏会を成功に導いて下さった。とても感謝している。
指揮者の内田功氏とピアニストの能村久雄氏への感謝も勿論なのだが、彼らは仲間と言う感じなのでどうも感謝と言う言葉が湧いてこない。
今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~
2009年10月24日
2009年10月23日
木曜日/晴れ。
夜、早めに事務所を出て、Kと待ち合わせ六本木のSTB139に向かう。
こんにゃく座の歌を聴くのは初めてなので、何事も聞き漏らすまいとステージを注視した。ブレヒトの詩による曲を歌う大石哲史氏と岡原真弓氏の楽しく力強い舞台がつづく。
観客は酒などを嗜みながら見ている。これが大石と言う人か。以前から頭の中で想像していた感じに近かったようである。演劇と歌の中ほどにあるような表現。
歌うのが好きな素人として、今回プロフェッショナルのステージから形だけでも取り入れてみたいと思ったのはコミットメントということ。その場面での、機を逃さない積極的関与。
私はアマチュアなのだから生ぬるい態度で歌に臨んでもバチは当たらないと常々思っているのだが、瞬時に間を逃さずインターフェイスに力を流せる身体能力あるいは意志力は、形だけでも真似をしてみても悪くないと感じた。
それと、港大尋氏というピアニストの表現力に舌を巻いた。
夜、早めに事務所を出て、Kと待ち合わせ六本木のSTB139に向かう。
こんにゃく座の歌を聴くのは初めてなので、何事も聞き漏らすまいとステージを注視した。ブレヒトの詩による曲を歌う大石哲史氏と岡原真弓氏の楽しく力強い舞台がつづく。
観客は酒などを嗜みながら見ている。これが大石と言う人か。以前から頭の中で想像していた感じに近かったようである。演劇と歌の中ほどにあるような表現。
歌うのが好きな素人として、今回プロフェッショナルのステージから形だけでも取り入れてみたいと思ったのはコミットメントということ。その場面での、機を逃さない積極的関与。
私はアマチュアなのだから生ぬるい態度で歌に臨んでもバチは当たらないと常々思っているのだが、瞬時に間を逃さずインターフェイスに力を流せる身体能力あるいは意志力は、形だけでも真似をしてみても悪くないと感じた。
それと、港大尋氏というピアニストの表現力に舌を巻いた。
今日の事務所 ~荒木毅建築事務所の 日々の覚書 ~